半数以上の人がサボテンを育てるとき、発芽した状態のもの、花が咲いているものを育てると思いますが、種から育ててみるのも、一風変わった面白みがあります。
今回は、そんなサボテンの実生を中心に紹介していきたいと思います。
種から育てるときに必要な物
サボテンの実生をするときはいくつか道具を要し、準備しなければなりません。
種、容器、用土はすくなくともよういしておきたいものですね。
容器に関してはペットボトルを半分にしたものなどが使いやすいです。
小さいものであれば底土を敷く必要はありません。
大きい容器を使用する際は、中間に肥料が入っているものなどが好ましいです。
サボテンを実生させる際の手順
慣れるまでは少しわかりにくいですが、コツをつかむと簡単にできるようになります。
容器に種を入れる前に、ある程度土を湿らせておく必要があります。
中には種を殺菌して清潔にする人もいるようです。
サボテンを実生させるには1つの鉢に狭い感覚で置いておくと効果的なようです。
発芽するまで時間がかかりますので、気長に待ちましょう。
日光や温度によって赤くなる理由
サボテンのトゲの部分が、良く見ると紫色のような赤色になっていることがあります。
これはベタレインという赤や黄の混じった色素が出ているからなのです。
ベタレインがどのように出てくるかというと、光や温度に対するストレスから自分を守る時だそうです。
サボテンを含むナデシコ科の植物の特性で、日光に当たると赤と黄色の色素が化学反応を起こし、このような赤色になると言います。
この特性は実は品種改良にも使われていて、花の色素を交配させて様々な色の花を作る試験に用いられます。
サボテンの花にはアントシアニンという色素は含まれていないので、サボテン同士で掛け合わせても青い花を咲かせることはできないと言われています。
まとめ
植物を種から育てるのは案外面白いです。
ましてや普段はあまり種から見かけることのないサボテンですから、その楽しみは一層大きいと思います。
赤くなってしまうことに関してはストレス等が影響しているとのことなので、なるべく早く部屋に移すなどの対処してあげましょう。