サボテンの中にも花を咲かせ、果実をつけるものが存在しています。

その種子を取り出して栽培することができたら、より一層愛着が持てることでしょう。

いったいどのようにして種子を取り出すのでしょうか?

サボテンの種子をどうやって採取するの?その保管方法は?

サボテン 種子 保存

実生を行うとしても、種子を蒔く時期を誤れば、発芽することは非常に困難になってしまいます。

たとえ種子を取り出せたとしても、きちんとした保存を行うことができなければ自家栽培は不可能です。

そのため、今回は種子の取り出し方と保存方法について話していきたいと思います。

種子を果実から取り出すには?

異なる株を同じ時期に開花したものが受粉し実をつけることが多いと言われています。

ですから、種子を得るためには 出生元が違うサボテンです。

種から育てたサボテン同士は受粉しますが、掻き子と言って、同じ株から出てきた子供同士を掛け合わせても受粉しません。

自分一人で子供は生めないのです。

受粉したものは2日~3日のうちに子房が膨らみ、通常30日~60日で完熟します。

果実が完熟したら、小さな種子を取り出し布などで包んで、もみ洗いを行います。

ふつう種子は新しいものほど発芽率が高くなりますから、その年に蒔くか、遅い場合でも翌年の春先には蒔いてください。

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種子を保管する方法は?

種子を劣化させる要因は、光、酸化、水分の3つです。

ですから、これらの要因への対策を施すことで、長期間にわたり良い状態を保つことができるのです。

ジップロックに種子と食品用の乾燥材を入れ、中の空気はできるだけ抜きます

湿気を含むと乾燥材は膨らんできますので、定期的な交換を行いましょう。

そして、このジップロックを冷凍庫ではなく、野菜室のある冷蔵庫で保管していきます。

短期間の保存であれば室内でも大丈夫です。

お茶の缶などに種子と乾燥剤と一緒に入れて、湿度の高くない場所で管理していきましょう。

まとめ

一般的な植物と違い、異なる品種の株が受粉をさせるためには必要です。

種子を蒔くならば生育期が適していますので、それまではしっかりと保管しておくことをおススメします。

自家栽培は大変なことが多いと思いますが、日々成長していく姿を間近で見ることができます。

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