育てているサボテンの異変にいち早く気付くことができれば、すぐに対応ができます。
どのようにしてサボテンは、私たちに異変を知らせてくれているのでしょうか?
そこで今回は、サボテンの葉や茎に出てくるサインについて話していきたいと思います。
葉や茎に現れるサイン!サボテンが赤いのは?白いのは?
もしも葉や茎が赤黒く変色した場合は、何が原因と考えられるのでしょうか?
また、葉や茎の一部が白くなった場合は、何が起こっていると考えられるのでしょうか?
葉や茎が赤くなったら、何が原因なの?
茎の根元が赤黒く変色したり、葉の根元が黒くなったり、赤く色づいたりして、萎んでいれば「根腐れ」の可能性があります。
根腐れとは、何らかの原因によって根が腐れてしまうことで、多肉植物の場合は、厚い葉肉が萎びてくるのが大きな特徴です。
サボテンの場合は、水の与えすぎが原因となることが考えられます。
水やりは確かに成育にとって必要ですが、与える時期が重要となります。
7月~8月は緩やかに成長していきますので土が乾いてから数日後に与えるようにしてください。
12月~4月の温度が低くなる時期には、月に1度くらいで充分です。
根腐れした部分を消毒したカッターナイフで切り取り、切断したところに植物用の殺菌剤を塗ります。
それから、直射日光に30分くらい当てた後、風が通る日陰で乾燥させ、切断面は新聞紙で覆い、根が出てくるまで待ちましょう。
葉や茎が白くなる理由は?
全体的にではなく、葉や茎の一部が白く変色してしまうのは葉焼けが原因です。
葉焼けとは、あまりにも強い光に耐えることができずに、植物が火傷を負ってしまうことです。
原因として考えられるのは、寒さをしのぐために屋内で管理していたのを急に屋外に出してしまうことが挙げられます。
いくら植物でも急激な変化は異常をきたしてしまいますから、徐々に日光に慣らしていくようにしてください。
軽い葉焼けであれば、葉焼けしたところを取り除いていつも通り管理していくことができます。
しかし、ひどい場合は、回復できないおそれがあります。
まとめ
サボテンの葉や茎には、いろんなSOSのサインが出現しますから、見落とさないようにしてくださいね。
根腐れを防ぐためには、季節に応じた水やりをしっかりと行うことです。
葉焼けを防止するには、屋内で管理していたものを長い時間、直射日光に当てず、だんだんならしてくようにしましょう。