約200種の存在が知られており、サボテン科の属の中で、一番多くの種を擁しています。
そんな一般的なウチワサボテンですが、繁殖力が強いことでも知られています。
そこで今回は、ウチワサボテンの挿し木をテーマに話していきます。
ウチワサボテンを増やしてみよう!適した時期はいつ?
面白い茎の形をしているサボテンですが、どんどん成長していくので管理が大変になってきます。
そんな時は、挿し木といって、茎を切り取って土に植えるだけで増やしていくことができます。
いったいいつ挿し木を行えばいいのか、ウチワサボテンの特徴も踏まえて紹介していきます。
ウチワサボテンっていったい何?
漢字で「仙人掌」と表記しますが、これは中国語に由来しています。
天高く上に伸びていく、ごつごつとしているフォルムが、まるで大きな手のように見えるからです。
アメリカやメキシコが原産ですが、現地では食用としたり、家畜の飼料に利用したり、などいろんな使い方がされています。
ピクルスやサラダ、ステーキなどいろんな調理法で食べられています。
メキシコの国旗には、サボテンが描かれているほど象徴的な植物です。
茎の高さは種類によって異なりますが2m以上になるものもあり、うちわのような茎が連なるように生えています。
どうやって増やすの?時期は?
4月~8月にかけてウチワサボテンの挿し木に最適な時期です。
平たい茎を株から切り取り、10日前後かけて切断面を乾燥させ、植え付けた時と同じ培養土に切り口を差し込んで終了です。
その後は、根が出てくるまで水を与えないままにして、しっかりと生えそろったらいつも通りの管理を行います。
もしトゲが2つ以上ついていれば、そこから新芽が伸びていきます。
そのような茎を切り、鉢土の上に置いておくと2週間もすれば新しい根が生えてきます。
生えてきた根はしっかりと土に埋め、その後は親株と同じように育てていきます。
まとめ
ウチワサボテンは、私たちもよく見慣れているサボテンですが、現地では食用として使われています。
挿し木を行う際のポイントは、しっかりと切り口を乾燥させたものを使うことです。
こんなに手軽にできるのであれば、ちょっと挑戦してみたい気持ちになりました。