ある日突然、無数の小さな白い粉が吹いたような状態になることも珍しくありません。
その白い粉こそが、サボテンに付着する害虫なのです。
いったいどんな虫が付着しているのでしょうか?
また、どんな対応をすればいいのでしょうか?
サボテンの害虫対策について調べよう!その対処法はあるの?
そこで今回はサボテンの害虫をテーマに、その虫の正体と対策について話していきます。
果たしてその小さな虫の正体とは何物なのでしょうか?
未然に虫の吸着を防ぐことはできないのでしょうか?
どんな害虫がつくの?
カイガラムシと呼ばれる1㎜~3㎜の非常に小さい虫がサボテンに吸着することがあります。
国内においておよそ400種が見つかっていますが、カイガラがあったり、なかったりと個体差が大きいのが特徴です。
カイガラムシはカメムシに近い仲間だけあって、植物の葉や茎、果実などの汁を吸ってしまいます。
そればかりが、煤病を媒介してしまうおそれもあり、サボテンを育てていくうえにおいて非常に厄介な害虫です。
ちなみに、煤病とはサボテンの針の下部が黒っぽく変色してくる病気です。
白っぽい小さなものがたくさんついていたり、何かがじっと動かずに付着していたりした場合は、しっかりと確かめてみてください。
どうやって駆除するの?
地道に手作業でカイガラムシを一つひとつ取り除いていかなくてはなりません。
100均で売られているヘラや爪楊枝などをカイガラムシが付着している隙間に差し込んで、ゆっくりと引きはがしていきます。
時間はかかりますが、このようにして地道に駆除していきましょう。
スプレー式の専用の駆除剤も売られていますが、時期を誤ればサボテンの株を傷めてしまいますので注意が必要です。
予防法として、太陽の光が差し込んでくる広々とした部屋で育てていくことが大切です。
また、カイガラムシの排泄物には糖分が含まれているため、アリを誘引してしまいます。
ですから、アリの姿をよく見かけるようになったらカイガラムシの付着を疑いましょう。
まとめ
よく見るとその存在に気付くほど小さなカイガラムシがサボテンに付着します。
種類も豊富で茎の汁を吸ってサボテンを弱らせてしまうため、駆除しなければなりません。
そんな状況に陥らないためにも、しっかりと日光浴をさせて管理していきましょう。