100均などに穴の空いてないオシャレなブリキの缶が売られていますが、これで育てていくと次のようなおそれがあります。
サボテンの株元が腐ってきたり、トゲの根本が変色したりと、生育上よくないことが起こります。
そこで今回は、サボテンの病気をテーマに紹介していきます。
サボテンの異変に注意!根本に現れる病気のサインとは?
サボテンは私たちにいったいどんなSOSを発しているのでしょうか?
そのサインに気付いた場合は、どんな対応をしていけば枯らすことなく育てていけるのでしょう。
考えられる原因は?
根本に異常が見られる原因は、次の2 つです。
1つ目は、「根腐れ」を起こしていから。
根腐れが原因である場合は、株元のあたりから茶色に変色し、ぷにぷにとした触感へ変化するなどの特徴が見られます。
これは水やりの頻度が多かったためか、寒い時期に水やりを行ったためなど、その発生要因として挙げられます。
あるいは、底穴が空いていないために過湿状態となって根が腐ってしまったと考えられます。
2つ目は、「煤(すす)病」に感染しているから。
煤病にかかっている場合は、トゲの根本あたりに黒い変色が見られます。
これはカイガラムシやアブラムシを介して、感染する病気で、屋外で管理している場合によく見られることです。
対処法はあるの?
根腐れについては、「胴切り」という作業を行い、元気なところのみを新しく生かします。
胴切りは、晴れた日に湿度の高くないところで行いましょう。
消毒したカッターナイフを準備し、茎が変色していないところまで切っていきます。
変色したところが残っていると、そこからまた被害が拡大するおそれがありますから、注意してください。
切断面を消毒し、それから直射日光に30分くらい当てます。
風通しの良い日陰でしっかりと乾燥させ、切断面は新聞紙で包み、根が出てくるまで待ちましょう。
発根が見られるまで、早くて1週間、遅い場合は1ヶ月もかかることがあります。
まとめ
本当はこのような状況がない方がいいのでしょうが、もしもに備えた対策を知っておくと困りませんね。
サボテンの株元やトゲの根本に異常が見られる場合は、根腐れや煤病のサインかもしれません。
慌てずにしっかりと、それぞれに応じた対策をとっていくことが大切です。