植物を育てていればハプニングはつきものです。
サボテンを管理していてよく起こるのが、「根腐れ」という現象です。
過剰な水の供給に耐えかねて根が腐ったり、排水がうまくいかずに湿気で根が腐敗したり、など原因はさまざまです。
根腐れしたサボテンを復活させるには、どうすればいいの?
根腐れをしたからと言って、必ずしも枯れてしまうようなことはありません。
きちんと対応していけば、根腐れしてしまっていても復活させることができます。
そこで今回は、根腐れしたサボテンを復活させることをテーマに話していきます。
根腐れへの対応策は?
スプレー式の消毒用アルコールなどでカッターナイフを消毒し、変色したところを切断してください。
もしかしたら、見えていないだけで内部は進行している可能性がありますので、変色部分より少し上も切ってみましょう。
中央のあたりに変色した箇所が見られなければ、進行していない証ですから、これで大丈夫です。
切った茎に植物専用の殺菌剤を塗布し、直射日光に30分前後当てるようにしてください。
それから、風がよく通る日陰で乾燥させ、切ったところは新聞紙で包み、新しい根が出てくるまでそのままにしておきます。
サボテンの大きさや切断面の広さによって、乾燥するまでの期間に大きな開きが見られます。
根腐れを復活させるために必要な道具は?
それほど特殊なものは必要ではなく、ほとんどどこのご家庭にあるもので対応できます。
カッターナイフや小刀、新聞紙、スプレー式の消毒用アルコール、植物用の殺菌剤の5つが必要となります。
刃物類はできるだけサビのない新しいものの方が、サボテンを傷めることなく安全に切り取ることができます。
スプレー式の消毒用の代わりとして、ウェットティッシュタイプの除菌シートを使っても大丈夫です。
植物用の殺菌剤はネット通販で、1,000円くらいで買うことができます。
おすすめは総合殺菌剤の「STダコニール1000」という水和剤です。
まとめ
サボテンが根腐れをしてしまっても、しっかりと対処法を知っていれば慌てることはありませんね。
復活させるポイントは、除菌をすること、そして、よく乾燥をさせることです。
できれば根腐れを起こさないような管理をしていくことが最も大切です。