「胴切り」って剣道の用語ではなく、サボテン栽培でよく使われているのですが知っていますか?

物騒な言葉のようにも思えますが、なぜこの作業を行う必要があるのでしょう。

そこで今回は、サボテンと胴切りをテーマに話していきたいと思います。

胴切りをする目的は何?サボテンの胴切りっていったい何?

サボテン 胴切り やり方 理由

いったい何の目的で「胴切り」という作業を行うのでしょうか?

どんなことに注意して行えばいいのでしょうか?

胴切りの意味について、説明していきます。

胴切りを行う2つの目的とは?

1つは、株分けを行うためです。

日々成長していくサボテンの姿にびっくりする人も多いかもしれません。

問題なのは育成スペースなのですが、あまりに大きくなりすぎると困ってしまう人もいると思います。

そんな場合におすすめなのが、大きくなったサボテンを分割して管理する、株分けという方法です。

もう1つは、根腐れを食い止めるためです。

水の与え過ぎや急激な温度差によってサボテンの根が腐ってしまうことがあります。

葉や茎がぶよぶよとして、根はぐらぐらと揺れて頼りない姿になってしまいます。

これを根腐れと呼びますが、こうなってしまった時に枯れてしまわないようにとる措置です。

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胴切りを行う流れは?

温度が高くない部屋で、夏であればエアコンの風が当たらない場所で行っていきます。

小さな株であれば消毒したカッターなどで、直径が大人の手のひらを超えるものであればノコギリを消毒して切りましょう。

目的が株分けの際はどこを切っても大丈夫ですが、根腐れの防止として行う時は変色が見られないところまで切断してください。

切り取った株や、根腐れを切断した部分は、植え替えを行いやすいように切り口の中央をVの字の形状に切りましょう。

作業を終えたら、アルコール消毒し、しっかりと乾燥させましょう。

株分けで鉢の残った株元も同じようにケアします。

切り口が乾いたら、断面を下にして新聞紙で包み、直射日光を避けて水を貯めた容器に鉢をつけて管理します。

10日前後で根が出てくることもありますが、発根するまで1ヶ月もかかる場合もあります。

株分けで残った株元も新聞紙で覆い、子株が脇から出てくるまで水やりは控えるようにしてください。

まとめ

胴切りを行う理由は、株分けを行うためと株を守るための2つがあることが分かりました。

ポイントを踏まえて行えば、初心者でも簡単にできそうな気がします。

だんだんと手を付けられないような大きさになる前に、胴切りを行って知り合いにプレゼントしてみませんか?

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