あまりにも子株が増えすぎてどうしていいか分からず、困っている人はいませんか?
あるいは、何かの拍子に子株がポロっと取れてしまった経験はありませんか?
そんな時、いったいどのように対応していけばいいのでしょう。
サボテンの子株が増えたり、取れたりしたら、放置していい?
栽培をしているとよく耳にしますが、そもそも「子株」っていったい何なのでしょうか?
また、子株が増えていってもずっとそのままにしておいて大丈夫なのでしょうか?
そこで今回は、サボテンの子株をテーマに話していきたいと思います。
「子株」っていったい何なの?
サボテンの株の脇から生えてくる、小さな子どものことで、順調に生育していればそれほど大きな親株でなくとも子株ができます。
これを切り取って新たな鉢に植え替えることで、種子を蒔かなくても殖やしていくことが可能なのです。
子株を切り取って植え替えることを「株分け」といいますが、これを行うことによって花付きがよくなるとも言われています。
また、子株をそのままにしておくと、1つの鉢で養分を取り合うことになってしまいますので、親株に負担をかけてしまいます。
子株を大切に育てていくと、末永く栽培を楽しんでいくことができます。
子株の取り扱いは?
親株と子株の境目から、エタノールなどで消毒した刃物を使って切り取ります。
新しい鉢に植え替えやすいように切断面を、鉛筆の芯を研いだような形状に先を尖らせていきます。
植え替える鉢には、通気性と排水性に優れている培養土を使ってください。
それから切り口の消毒を行い、風通しの良いところでしっかりと乾かしていきます。
切断面が乾燥したら、切り口を下に向けて新聞紙で包み、直射日光が当たらないようにして保存していきます。
切り口から新しい根が出て生えそろうまでは灌水を控えるようにし、発根がそろったら通常通りの管理を行います。
まとめ
サボテンは種子や挿し木だけではなく、子株を植えることで殖やしていくこともできるとは知りませんでした。
株の脇から顔を覗かせている子株を切り取って植え替えるだけですから、初心者でも簡単にできそうです。
ぜひサボテンを飼育している人は、子株を切り取って育ててみてくださいね。