アニメの世界ではサボテンのキャラクターが針を飛ばす様子が描かれています。
このようなことが実際に起こり得るのでしょうか?
そこで今回は、トゲを飛ばすサボテンについて調べてみることにしました。
サボテンのトゲが空を飛ぶ!米国で起きた珍事件の真相とは?
福留孝介外野手はオープン戦を前にゴルフに興じていたそうです。
その時、左ふくらはぎに痛みが走り、サソリかと思いましたが、サボテンだったそうです。
このサボテンこそ、「jumping cholla(ジャンピング・チョーヤ)」と呼ばれている有名なサボテンです。
事件の詳細は?
阪神のキャプテンを務めている、福留孝介選手がアメリカのカブスに所属していた頃に体験した出来事です。
ジャイアンツ(スコッツデール)とのオープン戦を前に、ゴルフ場で球団関係者とともにコースを回っていたときのことです。
そばにあったものに何も触れたり、近づいたりした記憶がないのに、左ふくらはぎに突然、チクリと傷みました。
福留選手は、「驚きました。突然飛んで来ましたから。たまたま長ズボンを履いていたからケガはなかっかけれど…」と答えています。
似たようなことを、米国を旅行中に経験した人がいます。
その人は、刺さったトゲを抜き終わるのに、なんと1時間近くもかかったそうです。
「jumping cholla」ってどんな植物なの?
アメリカ南西部およびメキシコ北部に分布しているサボテンです。
空気の振動によって針を飛ばすことから、その名が付いたと言われています。
人が近づいてくる振動を地面から感じたりすると、10㎝を超すトゲを飛ばす習性があります。
どうやら、トゲとともにサボテンのかたまりが飛んでくると考えた方がいいようです。
ジャンピング・チョーヤは、チョーヤと分類されているものの1つで、高木性で果実をつけることがあります。
このことから別名、チェーン・フルーツと呼ばれています。
この他に枝が太く、トゲが多いためモコモコした印象を受けるテディベア・チョーヤなどいろんな種類があります。
まとめ
まさか信じられないような話が、本当にあるのかという思いでいっぱいです。
海外に分布しているジャンピング・チョーヤというサボテンは、トゲを振動によって飛ばす習性があります。
ぜひ海外旅行に訪れた際は、くれぐれも用心しながら実物を見てみる機会を作ってみてくださいね。