仔猫は何にでも興味を持ち、触ったり、口に含んでみたりと好奇心旺盛です。
しかし、あまりにも好奇心があるととても困った状況に陥ることがあります。
それは、観葉植物として育てられているサボテンの中には有毒成分をもつものがあるからです。
誤って猫がサボテンを食べてしまったら…!大丈夫?
いったいどんな種類のサボテンが猫の健康に害を及ぼすことがあるのでしょうか?
口にしたり、触ったりするとどんな症状が見られるのでしょうか?
これら2つの質問に答える形で紹介していきたいと思います。
食べると危険なサボテンの正体は?
サボテンとして販売されていますが、実はトウダイグサ科の植物であるものが危険です。
トウダイグサ科と言われても、アブラナ科のようにすぐに具体例が思い浮かぶ人は少ないと思います。
サボテンの中では、ユニークな形が人気を呼んでいる、「ユーフォルビア」という種類がこれに該当します。
クリスマスのシーズンになると店頭にずらりと並べられる、ポインセチアが好例です。
ポインセチアの葉を摘むと白い液体が出てきますが、実はこの液体に有毒な成分が含まれています。
この液体を猫が口にしてしまうと、吐き気、胃腸炎、腹痛などを引き起こしてしまうおそれがあります。
また、液体に触れるだけでも皮膚がかぶれたり、鼻炎になったりします。
「ユーフォルビア」っていったいどんな植物?
なんと世界中にこの仲間が、2000種以上も存在していると言われています。
外観や性質もいろいろで、多肉植物だけではなく1年草や多年草などの植物にも広く分類されています。
どの種類のユーフォルビアも、独特で個性的なフォルムをしています。
多肉植物系統の個体は、アフリカやマダガスカル、アラビア、インドなどに分布しています。
乾燥地帯を好むものもあれば、湿地を好むものまでいろんな特徴があります。
最も大きなポイントは、茎や葉、幹の切り口から乳白色の粘性の液体を分泌することです。
まとめ
猫が食べると危険なサボテンは、トウダイグサ科に分類されている「ユーフォルビア」という品種です。
とても個性的な形をしておりお部屋のアクセントに最適なものばかりですが、猫を飼っている場合は注意が必要です。
見た目はサボテンなようなのに、別の仲間とは本当に植物って奥が深いですね。