原産国はメキシコ、分布しているところは限られており標高800mの切り立った崖などに自生しています。

1年でわずか1㎜前後しか成長せず、種から育てた場合、マッチ棒の頭くらいになるのに3年の月日がかかると言われています。

そんなスローペースの成長を遂げるサボテンを育ててみませんか?

花籠の栽培!サボテンを実生で育てていくための方法は?

サボテン 花籠 実生 育て方 栽培

最近では個体数の少なさや成長が遅いことから、輸入されることもほとんどなくなりました。

そのため、とてもレア度の高いサボテンと言えます。

運よく種を分けてもらった場合、どうやって育てていけばいいのでしょうか?

いったいどんなサボテンなの?

パッと見た目はシダ植物を思わせるようにひだが多く縮こまった形状をしていますが、綿毛の先には金色のトゲを有しています。

サボテン独特の丸みを帯びた形状や上にそびえ立つ柱状ではなく、くしゃくしゃと潰れたような形状をしています。

成長しても最大で6㎝くらいにしかならず、可愛らしいというよりも深みのある独特なサボテンです。

生育期の春から夏にかけて、薄ピンク色の小さな花咲かせ、茎の深緑との対比で楽しませてくれます。

あまりの成長の遅さから接ぎ木によって育てられることが多いですが、実生で育てると形が自然なものになるようです。

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種子から生育させていくやり方は?

実生を行う時期は5月~9月にかけて、この5ヶ月間が種蒔きに最も適しています。

分けてもらった種子は、まず殺菌剤(ベンレート水和剤など)を使って消毒し、よく乾燥させます。

平らな鉢に底砂としてボラ土を1㎝くらい敷き、その上にバーミキュライトのようなやわらかく、細かい土を培養土として使います。

その上に、サボテンの種子をパラパラと蒔き、土を被覆させる必要はありません。

蒔き終えたら、ベンレート水和剤を霧吹きで散布しましょう。

腰水をしたり、毎日霧吹きで水をかけたりして、土の表面が乾燥しないように注意しましょう。

鉢を置く場所は、風通しの良い乾燥したところにしてください。

冬になると白い毛たくさん吹いてくる #aztekiumritteri #花籠 #サボテン

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まとめ

「花籠」というサボテンは、カメのように歩みがゆっくりで、非常に市場で見かけることが難しい品種です。

もし知り合いの人に種子を分けてもらえた時は、ぜひ種子から育ててみてください。

私たちが思い描くサボテンの概念を覆してくれる面白い品種です。

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