家の中で育てていれば虫が付くことはないと安心していませんか?
たとえ家の中であっても、小さな虫はその好機を狙って活動しています。
そこで今回は、サボテンに付着する赤い小さな虫について調べていきます。
赤い虫がついているサボテンは、どのように扱えばいいの?
サボテンに付く赤い虫を、次の2つの点から紹介していきたいと思います。
いったいどんな虫がサボテンに付着し、どんな悪さをするのでしょうか?
何かこの虫を退治する方法はないのでしょうか?
赤い虫の正体は?
それはアカダニと呼ばれる、体色が赤く0.5㎜ほどのサイズの虫です。
アカダニは高温で乾燥した条件を好むため、日本では梅雨明けから9月頃まで繁殖のピークとなります。
単為生殖と言ってメスだけで子どもを産むことができるため、非常に厄介な虫です。
卵が孵化して幼虫へ、幼虫が羽化して成虫へと生育過程がわずか10日ほどと驚くほどスパンが短いです。
サボテンがアカダニに付着されると、灰褐色になるので一目で分かります。
アカダニはサボテンの茎や葉の栄養を吸い取って生活しますから、駆除しないと大変なことになってしまいます。
赤い虫を寄せ付けなくするためには?駆除方法は?
殺虫剤が最も駆除効果が高いことは言うまでもありませんが、株を弱めてはいけませんので次の方法をおすすめします。
それは、乾燥に強くても湿気に弱いので、「水」を使って駆除することができます。
霧吹きでサボテンに毎日水をかけていると、駆除と予防の2つの効果を期待することができます。
体長が小さく水に溺れてしまうため、定期的にサボテンの茎や葉に水をかけることが効果的です。
さらに効果を高めるために、牛乳と水を1:1の割合で混ぜて吹きかけ、しばらくしてから水を吹きかけましょう。
こうすることによってタンパク質が凝固する際にアカダニは窒息してしまうのですが、水で牛乳成分とアカダニを洗い落としましょう。
まとめ
サボテンの茎や葉に付着している赤い虫の正体は、どこにでもいる「アカダニ」という虫です。
単為生殖するためそのまま放置してしまっていたら、やがてサボテンは枯れてしまいます。
水がアカダニの弱点ですので、これを生かしてしっかりと霧吹きで湿らせて退治しましょう。