サボテンを長年育ててきている人の中には、これを種から育てることにチャレンジする人も多いようです。

それほど愛されてやまない品種ですが、栽培が難しいことでも有名です。

実生苗から育てていく場合、どんなことに注意すればいいのでしょう。

「兜丸」というサボテンの栽培!咲かせる花は?腰折れって何?

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そこで今回は、兜丸という品種の特徴や育て方のポイントをいくつか紹介していきたいと思います。

どんなところが一般的なサボテンと比べて、扱いが難しいのでしょうか?

「兜丸」ってどんな品種なの?

米国テキサス州南部からメキシコ北部にかけて分布しているサボテンです。

丸いフォルムの上部から下部にかけて弧を描くように突起が8個走っています。

この突起は「稜(りょう)」と呼ばれ、生クリームを一定間隔で絞ったように白い毛がそれに沿って存在しています。

その綿毛のような白い毛の上にはトゲが見られます。

基調の色は濃い緑色で、周囲に白い模様が点在しています。

育ち方がとてもゆっくりで、大きく成長しても直径は10㎝くらいにしかなりません。

春から秋にかけて、黄色い花が顔を覗かせます。

水の管理が難しく、栽培することが大変な部類に入るサボテンです。

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栽培のポイントは?

矛盾するようですが、保水力があって、なおかつ排水性に優れた培養土が必要です。

そのために、赤玉土:軽石:ボラ土:ピートモス:バーミュキライト:燻炭=4:2:2:2:1:1の割合で配合します。

しっかりとふるいにかけて、大きさを均等にそろえていきましょう。

次に、管理する場所ですが、室内の南側で育てていきましょう。

かなり強い日差しにも耐えられますが、弱い光を好みますのでカーテン越しに日光浴をさせるようにしましょう。

そして、灌水ですが4月~10月は3日に1回の頻度で、冬でも月に2回は与えてください。

冬場に水切りをしてしまうと、腰折れの原因となりますので注意しましょう。

腰折れとは、株の下がへこんだり、細くなったりする現象です。

まとめ

兜丸はとてもユニークな特徴を備えたサボテンですが、初心者が育てるには難しいようです。

水の管理、日光浴の頻度、根の張りなどが複雑に絡み合って、腰折れを招いてしまいます。

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