サボテンが売られている容器に入っている化粧砂ですが、固まっており、どちらかというとコーティングに近いような用途で使われていることがあります。
このような固まる砂を使われた植物は育てることが難しいので、今回はこの化粧砂に関する内容を中心に書いていきたいと思います。
化粧砂の用途
化粧砂は鮮やかなカラーリングをしていて、多肉植物の植木鉢などに使われています。
この砂はカチカチに固まっていて、水をかけても乾いてしまうとすぐに固まってしまいます。
そのためこの砂は飼育に適したものというよりも、インテリア用としての需要の高い製品と言えるでしょう。
化粧砂の特徴
見栄えはいいのですが水をあげても色の変化がわかりにくく、水が浸透しているのかの判断が難しいです。
水が浸透していても土の中の水分が乾きにくくなるので、サボテンなど保水力の強い植物ですと根腐れを起こす可能性が高くなります。
そのため化粧砂を用いたサボテンの育成は難しくなりますので、できるだけこの化粧砂を取り払ってあげたほうがよいと言えます。
化粧砂の取り方
爪でがりがりと崩そうと考える方もいると思いますが、思ったよりも化粧砂は固いので、爪ではあまり効果がありません。
いかに化粧砂の取り方や崩し方を説明します。
- 千枚通しを使用する方法
地道な作業ですが、細かくつついて、ちょっとずつ崩していく方法です。
塵も積もれば山となるではないですが、そう簡単にはいかないので気長に取り組みましょう。
このとき、サボテンのトゲでけがをしないよう保護具をつけて臨みましょう。
- 水に化粧砂を浸す方法
サボテンの土が水に浸るくらいの水深で10分ほど放置。
あまり長くつけるとサボテンがだめになってしまうので気をつけましょう。
化粧砂が大分柔らかくなって崩しやすくなりますので、千枚通しなどでまたチクチクと崩していきましょう。
まとめ
化粧砂を使っている植物は使い捨ての意味合いで、用いられることが多いので、できれば取り換えてあげましょう。
その他にもサボテン用の土に取り換えるという方法もあります。
ある程度化粧砂を楽しんだら、土に何らかの工程を加え、快適な環境にしてあげる必要があります。