サボテンはカナダ南部、アメリカ大陸、メキシコなどに分布しており、劣悪な環境で育つ強い生命力をもった植物です。
かつてアメリカ大陸で暮らしていた先住民族たちは、サボテンを食べていたそうです。
いったいどんな種類が食用とされているのでしょうか?
食べられるサボテンの名前は?果物として食す種類は?
メキシコでは、「ノパール」というサボテンがインカ帝国の時代から食べられてきているそうです。
ですから、そのノパールについて調べていきたいと思います。
また、私たちも口にしたことがあるかもしれない彩りのきれいな果物がサボテンの実だったのです!
どんなサボテンが食べられているの?
「ノパール」とは、ウチワサボテンのことです。
知られているものだけでも約260種もあり、その中の100種が食用としてメキシコで栽培されています。
生で食べることもできますが、茹でたり、焼いたり、炒めたりなどいろんな食べ方をされています。
実際に食べた人の話によると、食感はあるそうですが、味はほとんど感じなかったそうです。
食物繊維が豊富で、ネバネバとした物質を含んでいることから生活習慣病の予防に期待が寄せられています。
ビタミン類も多く含んでいるため、肌質を改善する効果もあり、女性におすすめの食材です。
果物として食べられているサボテンは?
ドラゴンフルーツが実は、サンカクサボテンなどの果実になります。
アボカドとあまり変わらないくらいの大きさと形をしていますが、表面にトゲが見られます。
果実の外側の色は目の覚めるような赤色やピンク色が知られていますが、黄色もあります。
果肉はねっとりとしており、白色、黄色、赤色の3つの色味があります。
果肉の全体にゴマのような黒い種子が散らばっており、適度な甘みと酸味があります。
輸入されているものは未熟果のままで日本へ入ってきているため、それほど甘みを感じることはないようです。
沖縄県などで栽培されているものは、完熟に近い味を楽しむことができます。
まとめ
まさかウチワサボテンの葉肉に、これほどの栄養素が含まれているとは思いもしませんでした。
南国のイメージの強いドラゴンフルーツが、サボテンの果実だったとはまったく知りませんでした。
機会があれば、ぜひ一度味わってみたいものですね。