サボテンの葉には鋭いトゲがあり、中には有毒な成分を含む種類もあり、とても食用に向くとは言えません。
しかし、世界にはサボテンを食べる動物や虫が存在しているそうです。
いったいどんな生き物なのか、調べていきたいと思います。
どんな動物や虫がサボテンを食べるの?なんともないの?
サボテンを食べるという発想自体が思い浮かびませんでしたが、野生の動物や虫には食材となるようです。
そこで今回は、サボテンを「食」という観点で紹介していきます。
「食」と言ってもヒトではなく、動物や虫の目線に立って話していきます。
ウチワサボテンを食べる動物の正体は?
乾燥地帯でよく目にすることができる動物がその答えです。
そうです、ラクダです。
でも、サボテンにはトゲがありますが食べている時に痛くないのでしょうか?
実は、ラクダの口腔内は弾力性に富んでいるので、トゲのある植物を口にしてもケガをするようなことはありません。
そのため、あまり食べ物が十分に得られない砂漠ではトゲのあるサボテンを食べます。
それだけではなく、体全体がトゲに包まれているアカシアの木を食べることもあります。
草食動物は食べたものを出したり戻したりしながら食べますので、きちんと消化することができます。
ウチワサボテンを食べる虫の正体とは?
それはオンブバッタで、全国各地に広く分布している昆虫です。
オンブバッタは、メスの上にオスが乗っている体格差の大きなカップルです。
そして、オスがメスに背負われているのは、繁殖期だけではなく、他の時期も一緒の機会が多いことで知られています。
キク科、ナス科、シソ科などの野菜を食害することでも有名です。
庭先でウチワサボテンを育てている人の話によると、ほとんど食害を受けたことがないのに、オンブバッタが食い荒らしていたそうです。
オンブバッタの食の好みは一般的に知られているよりも、もっと広いのかもしれません。
まとめ
サボテンを食べる動物や虫がまさかこの世に存在するなんて、考えてみたこともありませんでした。
ラクダがサボテンを口にする理由は納得できますが、オンブバッタがなぜ食べるのかについては疑問が残りました。
もしサボテンの栽培を始められたら、バッタの食害に気を付けてくださいね。