柱状に育ち上がっていくタイプのサボテンは、2つの方法で殖やしていくことができます。
では、いったいどの時期に株分けを行うと、サボテンへの影響が少なくてすむのでしょうか?
そこで今回は、柱サボテンの株分けをテーマに話していきたいと思います。
柱サボテンの殖やし方!胴切りや挿し木を行う時期はいつ?
株分けをするのに適した時期は、いつがいいのでしょうか?
胴切りの手順はどのようにすればいいのでしょう。
また、挿し木のやり方はどのように行えばいいのでしょう。
胴切りで殖やすのに適した時期は?その方法は?
生育期にさしかかる4月~5月頃がおすすめです。
胴切りを行う場所は、風通しがよく、乾燥したところで行いましょう。
株の大きさによって、異なりますが、小さなものは消毒したカッターなどで、半分に切り分けてください。
手のひらを超すような直径であれば、ノコギリを使いましょう。
胴切りを行った後は、新しい鉢に植えやすいように鉛筆を削ったように先が細くなるように切断しましょう。
その後、切断面をアルコールで消毒し、20分から30分は太陽にかざしておいてください。
切り口が乾いたら、切った面を下に新聞紙で包み、直射日光の当たらない乾燥したところで発根を待ちます。
根が出てきたら、新しい鉢の中央にサボテンを据え、茎を軽く埋めて土を入れてから数日後に水を与えます。
挿し木で殖やすのに適した時期は?その方法は?
挿し木の時期は、胴切りと同じ頃がベストです。
茎の脇から生えてきた小さな子株を、茎との境目で切り取って育てます。
切り取った子株のまわりを、消毒したカッターナイフなどで鉛筆の芯を削るようにして先をほっそりと鋭くしていきます。
子株の切断面を消毒し、風通しの良いところにおいて乾くまで待ちます。
切断面が乾燥したら、切った面を下に新聞紙で囲み、太陽の光が直接当たらないような場所で管理します。
新しい根がでてきたら、胴切りの時と同じように移し替えます。
ちなみに、元の茎の切断面は、時間の経過とともに周囲の組織と変わらないようになります。
まとめ
サボテンを殖やすのに最適なのは春先で、2つの方法で行うことができます。
知り合いの人へのオリジナルプレゼントとして、室内を盛り立てるためにと、いろんな用途で利用できます。
しっかり手順を守って行えば、初心者でも割と簡単に行うことができそうですね。