サボテンを長いこと育てていると、株の脇から子株が現れていることはそれほど珍しくありません。

また、柱状のサボテンであればあまりにも伸びすぎて困ってしまうということはないですか?

そんな時におすすめしたいのが、株分けをして殖やすことです。

接ぎ木や挿し木でサボテンを殖やしてみよう!その方法は?

サボテン 接ぎ木 挿し木 やり方

いったい接ぎ木ってどんな栽培方法なのでしょうか?

挿し木はどのように行えばいいのでしょうか?

そこで今回は、これら2つの質問に回答していきたいと思います。

接ぎ木はどうするの?

接ぎ木を行う時期は、桜が開花する頃から9月の半ばまでに行いましょう。

接ぎ木とは、株の強い品種に、弱い品種を接いで丈夫にするための方法の1つです。

株の強い品種を「台木」、弱い品種を「穂木」と呼ぶそうです。

台木には「竜神木」がおすすめで、どんなサボテンとの相性もよく、穂木の生育、トゲの発生などが早くなるために使われています。

穂木には「緋牡丹」という赤い実生苗を使ってみましょう。

消毒したカミソリで上から3㎝ほどを水平に切り、Vの字の切れ込みが入るように削ぎ落します。

穂木は下から3分の1くらいのところを水平に切り、下の部分を鉛筆の芯を削るように整えていきます。

台木の切れ込みに合わせて穂木を置き、糸で作った輪を鉢に固定し、穂木が安定するように縛ります。

蒸散の量を抑えるために接いだ部分を新聞紙などで包み、数日間乾燥させます。

その間は、接いだ部分に水がかからないように、水やりを行ってください。

スポンサードリンク

挿し木はどうするの?

ある程度の大きさになると、親株の近くから小さな子株が顔を覗かせています。

この子株を茎とのギリギリの線で、消毒したカッターナイフなどを使い切り取ります。

移植しやすくするために、円錐の形状になるように余分なところを削ぎ落し、先をほっそりと尖らせていきます。

その後、切断面をしっかりと消毒し、風が通る場所で乾燥させます。

切ったところが乾燥したら、切断面を下にして新聞紙で囲み、直射日光を避けて保存してください。

発根するまで水を与えないようにし、根がしっかりと生えそろったらいつものように管理していきます。

まとめ

接ぎ木の方が挿し木よりも難しそうですが、オリジナルの組み合わせを楽しみたい方はぜひ挑戦してみてくださいね。

どちらを行うにしてもしっかりと乾燥させることがポイントとなりますので、湿気には注意してください。

スポンサードリンク