乾いた大地に根を張っているイメージが先行して、水やりはあまり必要ないと考えていませんか?
実は、乾燥地帯であっても雨季と乾季がはっきりと分かれており、生育には水が欠かせません。
自宅で管理する場合に、いったいどんなことに気を付けて水やりを行えばいいのでしょう。
どれくらいの水をサボテンに与えたらいいの?ポイントは?
サボテン栽培において、水の管理こそ注意しなければなりません。
いったいどれくらいの量を与えていったらいいのでしょうか?
そこで今回は、サボテンの水やりについて話していきたいと思います。
時期によって水の量を調節するの?
水やりを与える時期は、季節に応じて変える必要があります。
4月~6月は、成長期ですのでたっぷりと鉢底の穴から水が出てくるまで与えます。
竹串を鉢の隅に深く挿し、湿り気があれば与えなくても大丈夫ですが、乾いたままであれば水やりを行います。
7月と8月の真夏の2ヶ月間は、株に負担をかけてしまいますから、土の表面が乾いているのを確認してから3日後に与えてください。
9月~11月は、ほとんど生育が停止しますので、月に2回くらいの頻度で問題ありません。
12月~3月にかけては、ほぼ休眠状態に入りますので、積極的に水やりを行う必要はありません。
水やりの注意点は?
まず、成長期にはある程度まとまった水の量を必要としますので、霧吹きを使うよりもジョウロなどで水やりを行うことです。
霧吹きで水を与えると、どうしても水の量が少なすぎて成長に必要な水分を得ることができません。
次に、真夏や冬場に積極的な水やりをしないことです。
これらの時期にたっぷりと水を与えてしまうと、サボテンは根腐れを起こしてしまい枯れてしまうこともあります。
サボテンは気温が0℃を下回ると活動を停止してしまいますから、冬場の水やりは特に注意が必要です。
最後に、土の乾き具合をしっかりと確認することです。
上で紹介したように竹串を使って、土の中までしっかりと乾燥しているのを確かめてから水やりを行います。
そうしないと、水の過剰供給となってしまい株に負担をかけてしまいます。
まとめ
サボテンを管理していくうえで、水やりはとても重要なポイントとなります。
四季を通じた量の調節や与える頻度に気を配りながら育てていってください。
面倒くさく感じてしまうかもしれませんが、他の観葉植物に比べれば育てやすいほうですよ。