背の高いサボテンの上に赤いかたまりが乗っている、それが緋牡丹です。
まるで、サボテンが鮮やかな花を咲かせているかのような姿をしています。
もし台木の部分がダメになってしまったら、緋牡丹はどうなるのでしょう。
緋牡丹というサボテンについて調べよう!台木が枯れるのは?
では、いったい緋牡丹とはどんな品種で、どのような特徴が見られるのでしょうか?
また、台木が枯れてしまう理由は、どんなことが考えられるのでしょうか?
これらの2つの疑問について、これから答えていきたいと思います。
緋牡丹っていったいどんなサボテンなの?
南米原産の赤い模様が入った品種を、一部だけではなく全面が赤くなるように日本で品種改良されたものです。
バルーンが膨らんだような形状をしており、全体的に鮮やかな赤色をしています。
体内で光合成が行えないため、栄養素を送ってくれる台木を必要とします。
台木として使われるのは、柱状サボテンで、その上に咲く花のように接ぎ木されることが多く見られます。
栽培の管理は一般的なサボテンと変わりませんが、単独では生きていけないため、長く育てていくことはできません。
生長した姿を目にする品種ではなく、切り花のように一時の美を愛でるものと捉えておきましょう。
枯れてしまう原因は?
1つは、灌水の問題です。
水やりは定期的に同じ量を与えればいいわけではなく、四季を通じて変化させる必要があります。
春から秋までは、土の表面がカラカラに乾いてから、7日後に底穴から水が出るくらい与えます。
冬はほとんど生長することはありませんから、月に1回くらいで乾かした状態を保つようにしてください。
他の植物と同じ感覚で水やりを行うと、根腐れを起こして枯れてしまします。
もう1つは、冬場の温度管理です。
ふつうのサボテンであれば最低でも5℃以上あれば冬越しできますが、緋牡丹は寒さに弱いため7℃以上の温度を保つようにしましょう。
ですから、冬は屋外ではなく、室内で管理していくことをおすすめします。
まとめ
緋牡丹は園芸店などでよく見かけますが、日本で品種改良して誕生したとは驚きました。
華やかな見た目に反して、台木から栄養を補給しているため、他の品種ほど寿命は長くありません。
冬の温度管理と水やりに注意して、栽培を楽しんでください。