接いだサボテンでもないのに、部分によって大きさに違いがでてしまうことはありませんか?
珍しい品種を育てていて、どうしても株を殖やしたい時にはどうすればいいでしょう?
これらの質問について、今回は調べていきたいと思います。
サボテンの「くびれ」や「子吹き」について調べてみよう!
そもそもサボテンにくびれができるのは、良いことなのでしょうか?
子吹きという方法で株を増殖させることができますが、いったいどんな方法で行えばいいのでしょう。
くびれができたり、傾いたりするワケは?
接ぎ木によるものは別として、サボテンにくびれができてしまうのは、太陽の光を浴びる機会が少なかったことを示しています。
くびれたところは成長が阻害されていた時期を示しており、急に太くなっているところは再び光を得られるようになったからです。
ですから、管理する場所を見直して、日当たりのいいところに置くようにしましょう。
サボテンが傾いてしまう原因も日照不足によるものです。
ヒマワリと同じように太陽光が当たる方へ傾ける性質があります。
光線が降り注ぐ角度が斜め45℃くらいならば上部をいつもまっすぐに保っていますが、それ以下になると太陽のある方へ傾きます。
強制的に子吹きをさせる方法は?
本来、子吹きは何の手を加えずとも茎の周囲から小さな子どもが現れてくることをいいます。
しかし、中には大きくならないと子を成さないものや子吹きを行わない個体も存在しています。
せっかく大切に育ててきたサボテンですから、次につなぐために強制的に子吹きを行ってみましょう。
茎のあるサボテンのみに行うことができる方法ですが、「胴切り」といって茎を切ることで行います。
生長点である頭頂部を除去することで、眠っている生長点に強制的に栄養を送り、子吹きを誘引させます。
切り取った上部を挿し木に利用することを考えると、生育期に行いましょう。
切断する場所は地面に近いところは避け、前年度に成長した若い部分を選びます。
茎の大きなものは乾燥すると中央がへこむので、切断面の周囲を斜めに削ぎ落してください。
まとめ
サボテンの生育にとって、どれだけ日光浴をさせることが大切であるかが分かりました。
強制的に子吹きを行うことで株分けを行い、また一から育てていく楽しみを味わうことができますね。